- 2026年7月6日
関節エコーで見つける「見えない関節炎」 ― 早期発見が大切な理由
こんにちは。神戸市灘区のそうし内科・リウマチ膠原病クリニック院長の髙橋宗史です。
「関節が痛くないから関節炎はない。」
そう思われる方は少なくありません。
しかし実際には、自覚症状がほとんどない段階でも関節の中では炎症が始まっていることがあります。
「見えない関節炎」とは?
関節の痛みや腫れを感じていなくても、関節エコーで詳しく観察すると炎症(滑膜炎)が見つかることがあります。
このような状態は「無症候性滑膜炎」と呼ばれ、自覚症状がないため患者さん自身も気付いていないことが少なくありません。
関節エコーだから分かること
レントゲンは骨の変化を見る検査ですが、早期の炎症は写らないことがあります。
一方、関節エコーでは、
- 関節の滑膜の腫れ
- 腱や靱帯の炎症
- 炎症による血流の増加
などをリアルタイムで確認することができます。
そのため、関節リウマチや乾癬性関節炎などの早期診断や病状評価に非常に役立ちます。
乾癬の患者さんにも関節エコーは重要です
乾癬の患者さんでは、皮膚症状だけでなく関節にも炎症が起こることがあります。
関節痛がはっきりしない場合でも、関節エコーで炎症が見つかることがあり、早期診断・早期治療につながる可能性があります。
そのため、乾癬があり関節症状が気になる方や、乾癬性関節炎が疑われる方では、関節エコーが有用な検査となります。
当院の関節エコー検査
当院では診察室内に関節エコーを設置しており、診察の際に必要と判断した場合は、その場で検査を行っています。
患者さんにも実際の画像をご覧いただきながら、炎症の有無や病状について分かりやすく説明しています。
放射線による被ばくがなく、痛みもない安全な検査です。
当院では、「症状が出てから診断する」のではなく、「できるだけ早い段階で炎症を見つけ、関節を守ること」を大切にしています。
関節の痛みや腫れ、朝のこわばりが気になる方はもちろん、乾癬があり関節症状が気になる方も、お気軽にご相談ください。