• 2026年7月27日
  • 2026年7月26日

JAK阻害薬を安全に使用するために大切なこと ― 帯状疱疹や定期検査について

こんにちは。神戸市灘区のそうし内科・リウマチ膠原病クリニック院長の髙橋宗史です。

JAK阻害薬は、関節リウマチに対して高い治療効果が期待できる飲み薬です。

一方で、効果を十分に得るためには、安全に治療を続けることもとても大切です。

今回は、JAK阻害薬を使用する際に知っておきたいポイントをご紹介します。


帯状疱疹に注意しましょう

JAK阻害薬では、免疫の働きを調整するため、帯状疱疹を発症しやすくなることが知られています。

そのため、

  • ピリピリした痛み
  • 赤い発疹
  • 水ぶくれ

などの症状が現れた場合は、早めに受診することが大切です。

帯状疱疹ワクチンによる発症予防、重症化予防が重要と考えられており、可能な限り早期に接種することをおすすめしております。


悪性腫瘍にも気を配ることが大切です

関節リウマチの患者さんでは、年齢とともに一般の方と同じように、がん検診を受けることが大切です。

JAK阻害薬については、一部の研究で特定の患者さんでは悪性腫瘍のリスクに注意が必要と報告されており、現在も慎重な経過観察が推奨されています。

そのため当院では、治療中も定期的な診察を行うとともに、胃がん・大腸がん・肺がん・乳がん・子宮頸がんなど、年齢や性別に応じたがん検診を定期的に受けていただくようお願いしています。

JAK阻害薬だから特別に心配しすぎる必要はありませんが、安全に長く治療を続けるためには、定期的な診察・血液検査に加え、年齢に応じたがん検診を受けることが大切です。


定期的な血液検査も大切です

JAK阻害薬を安全に使用するためには、定期的な血液検査が欠かせません。

血液検査では、

  • 白血球やリンパ球の数
  • 肝機能
  • 腎機能
  • 炎症の程度

などを確認し、安全に治療を継続できているかを評価します。

体調に変化がなくても、定期受診と検査を続けることが大切です。


発熱や咳などの症状があるときは

発熱や強い咳、息切れなど感染症が疑われる症状がある場合は、自己判断で服用を続けるのではなく、早めにご相談ください。

症状によっては、一時的に休薬した方がよい場合もあります。

治療を安全に継続するためには、患者さんと医療者が一緒に状況を確認しながら進めていくことが大切です。


当院では

当院では、JAK阻害薬を開始する前に、感染症や合併症の有無、ワクチン接種歴などを確認し、患者さん一人ひとりに適した治療計画をご提案しています。

治療開始後は定期的な血液検査を行い、安全に治療を継続できているかを確認します。

**当院ではワクチンについては自費のみでなく、神戸市をはじめ兵庫県内の各自治体の助成制度にも対応しております。

**当院では血液検査の結果の多くが当日に判明するため、その日のうちに結果をご説明のうえ、お薬の継続や調整まで一度の受診で完結できます。患者さんに何度も通院していただく負担をできるだけ減らせるよう努めています。

**当院には発熱外来もございますので、治療中のかたも安心してご来院いただけますし、万が一発熱や咳が生じた際もお気軽にご連絡ください。

**当院では神戸市特定健康診査をはじめ各種健康診断にも対応しており、生活習慣病のチェックや健康管理もあわせてサポートしています。

当院では、リウマチ診療だけでなく、一般内科・健康診断・予防接種まで一つのクリニックで継続してサポートしています。

治療中に気になる症状や不安なことがありましたら、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。

そうし内科・リウマチ膠原病クリニック 078-821-2525 ホームページ